読み物「大洗逗留を楽しむ」

日本三大民謡 磯節

日本三大民謡に数えられる、漁師町で生まれた磯節。


磯節の発祥、関根安中について

磯節は、舟唄として大洗町の祝町と那珂湊の漁師達に唄い継がれてきた民謡です。
明治初期頃はこの地に遊郭が多数あり、その案内人であった引手茶屋の主人「渡辺竹楽房」が 三味線の伴奏と囃子詞を加え、水戸の芸者に振り付けをさせて座敷唄としました。
その後、水戸出身の第19代横綱「常陸山」の付き人であり、 マッサージ師でもあった盲目の「関根安中(本名・丑太郎)」が巡業中に各地で磯節を唄い、 独創的な節まわしと独特な唄声が評判となり、全国に広まったと言われております。


横綱「常陸山」の功績

常陸山は1874年(明治7年)に水戸で生まれ、 第19代横綱として後に「角聖」と呼ばれた名力士です。
明治34年、常陸山がまだ24歳の頃に水戸に帰郷し、 大洗で馴染みの旅館に宿泊します。
その時頼んだ按摩が関根丑太郎で、その唄に惚れこんだ常陸山は「安中」と芸名を与え、 巡業に連れて行く事にしました。
この時の出会いが無ければ今の磯節はなかったかもしれません。

こちらのサイトに掲載している一部の古い写真は大洗町の司法書士「関根事務所」様に
許可をいただいて掲載しております。

■ 司法書士 土地家屋調査士 関根事務所】】 >


磯節全国大会の優勝者による磯節の披露

【出演者】
講師:芝間靖秋(磯節運営委員長)
太鼓とお囃子:芝間秋紀(芝間靖秋先生の奥様)
模範演奏:長谷山春蘭(令和4年度大会10位)


磯節レクチャー動画集

初級編

中級編

上級編

三味線・お囃子編