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常磐かつお

春はサッパリ、秋は乗ったトロ鰹。鮮度抜群!常磐物の鰹
種類 スズキ目 > サバ科 > マグロ族 > カツオ属 > カツオ
戻りガツオは初ガツオに比べて脂身が4〜5倍あるのが特徴です。
カツオには良質のタンパク質が豊富に含まれ、筋肉や臓器を作るのに役立ち、骨粗鬆症を予防するビタミンD、血液をさらさらにするEPA、貧血を防ぐ鉄、疲労回復に役立つビタミンB1なども含まれています。
また、血合い肉には血中コレステロールを減らし、血圧を下げ動脈硬化の予防効果があるといわれるタウリンが多く含まれています。
初鰹、戻り鰹の違い
鰹は摂氏20度前後の水温を好む回遊魚です。 冬場は南の温かい海で過ごし、春先には黒潮に乗って北の海に北上します。 この時に獲れる鰹を「初鰹」と呼び、サッパリした赤身で鰹の叩きにピッタリ。 また、夏を北の海で栄養を蓄えた鰹は親潮に乗り、夏から秋にかけて南の海に戻ります。 この時期を「戻り鰹」と呼び、皮付近の身には脂がビッシリ。 マグロのトロにも負けない程刺身が美味で、戻り鰹にとっては一番の旬と言えます。
常磐沖で水揚げされる理由は?
鰹は太平洋側を移動しますが、親潮と黒潮が交わる常磐沖付近はプランクトンが多く発生し、 鰹の餌となる栄養満点のイワシが沢山いる為、絶好の漁場となります。
また、取れた鰹は痛みやすく、出来るだけ早く鮮度が良い状態で水揚げをしなければ 価値が下がってしまいます。 常磐物として築地などで高値で取引される鮮度抜群の鰹が那珂湊を中心に集まる理由です。